はじめに
2018/05/16 に Mattermost 4.10.0 がリリースされたので、アップデートの内容について簡単に紹介します。
詳細については公式のリリースを確認ください。
- Mattermost 4.10: Up to 90% faster first load time – Mattermost
- Mattermost Changelog — Mattermost 4.10 documentation
アップデート内容
メッセージ読み込みの高速化
ページを更新した後、メッセージを読み込む速度が以前より 90%以上も高速化されたようです
公開チャンネルを非公開チャンネルに
既存の公開チャンネルを非公開チャンネルに変更できるようになりました。 途中から協力会社の方々がチームに加入し、今までの会話を見えないようにしくてはいけない状況などに有効です。
非公開チャンネルに変更しても、今まで投稿されたメッセージは残ります。 ただし、チャンネルに貼られたファイルへのリンク URL などは、非公開チャンネルに変更してもアクセス可能なままとなる点に注意が必要です。 また、非公開チャンネルを公開チャンネルに変更することはできません。
モバイルアプリのアップデート
- 画像ダウンロード高速化
- チャンネルミュート(v4.9.0~)のサポート
- フラグを付けた投稿と@でメンションされた投稿へサイドバーのボタンからアクセス可能に
- 検索画面で投稿が日付で分割して表示されるように
- 無効化されたユーザーがメンバーリストから除外されるように
その他のアップデート内容については下記リンクから https://github.com/mattermost/mattermost-mobile/blob/master/CHANGELOG.md#v180-release
その他
Mattermost v5.0
次回のリリース(2018/6/15)は Mattermost v5.0 のリリースになるようです。
v5.0 で行われる破壊的変更については、今の所下記にまとめられています。
Upcoming Deprecated Features in Mattermost v5.0
- APIv3 の廃止
- CLI ツールとして配布されている
platform
コマンドの名称変更 - サイト URL 設定の必須化
- デスクトップ通知持続時間設定の廃止
- スラッシュコマンド実行時の GET リクエスト送信方式の変更
- 自動リンク設定の追加(リンクとして認識されるプロトコル(現在は
http
,mailto
など)をシステムコンソールから指定可能に) - チーム削除 API の permanent パラメータ無効化設定の追加
- Channel モデルから
ExtraUpdateAt
フィールドの削除 - [E20] CSV コンプライアンスエクスポートの刷新
Mattercon
Mattermost の社員やコントリビューターを集め、ポルトガル・リスボンで行われた Mattercon2018 の報告が上がっています。
ハイライト MatterCon 2018 Community Meetup Highlights – Mattermost
ハッカソン MatterCon 2018 Hackathon Highlights – Mattermost
パネルディスカッション
&t=645sMattercoin
毎月 6 日あたりから開始される新バージョンの Release Candidate のテストに協力すると Mattercoin というコインが貰えるようです。
Earn a Mattermost Bug Hunter Coin - YouTube
おわりに
次回のv5.0
のリリースは 2018/6/15 を予定しています。